2016年09月04日
こんにちは。
貧血アドバイザーの清水享子です。
今日のテーマは、「男性の貧血」です。
貧血というと、女性がなるものというイメージがあります。
実際に貧血の7割以上を占める鉄欠乏性貧血は、生理のある女性がほとんどです。
では、男性は、貧血にはならないのでしょうか?
答えはNO。
男性も貧血になります。
男性の貧血は、急激に身長が伸びる中学生や高校生に、よく見られます。
この時期は、身長の伸びに伴い、骨や筋肉だけでなく、たくさんの血液をつくらなければなりません。
その上、部活などで使われて、
どんどん栄養が消耗していきます。
血液を作るための栄養素は鉄だけではありません。
たんぱく質も、ビタミンCも、B群も、亜鉛も、銅も必要です。
そんな時に、甘いジュースや、お菓子ばかりを食べていると、血液が正常につくられず貧血が進んでしまいます。
すごく健康そうな中学生が、ある時ちょっとしたことで骨折したり、怪我をするのを見たことはありませんか。
また、スポーツをしている学生なら、練習をしていても、スタミナがなく記録がなかなか伸びないということはありませんか?
これらも、大きく言えば、貧血から来ています。
貧血のある血液では、体の隅々に十分な栄養や、酸素を届けることができません。
中高生の食事内容は、量だけでなく質が問題なのです。
毎日3回決まった時間に、バランスよくしっかり食べるように、特に気をつけましょう。