2016年12月09日



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こんにちは。

貧血アドバイザーの清水享子です。

 

寒くなってきましたね。

この時期になると、血流が滞り、

「手足が冷える」、

「頭痛や肩こりがひどくなってきて辛い」

などというお悩みをよく聞きます。

 

「冷え性だから仕方がない」

「もともと頭痛もちの体質だから」

と諦めてはいませんか?

 

しかし、この症状の原因は実は【鉄不足】

が考えられます。

 

相談をされる女性の多くは、

ご自身が【鉄不足】だと思っていません。

 

学校や、職場で健診を受けても、

「貧血」を指摘されたことがないからです。

 

しかし、どの女性も10代半ばから、

50歳くらいまで30年以上毎月生理によって

大切な血液が失われています。

そしてその血液と一緒に大事な鉄が失われています。

 

鉄は、私たちのからだのいろんな場所で必要なので、

口から入る鉄の量が不足すると

ストックした鉄(貯蔵鉄)を使ったり、リサイクルしたりして

何とか、血液の中だけは【鉄の量】を維持しようと頑張ります。

 

そのため血液中にだけは、鉄がぎりぎりあるようにします。

しかし、貯蔵してある分はすっかりなくなり、

わずかな鉄で、からだの材料や酵素を作ったりしているのです。

 

その状態を「かくれ貧血」といいますが、

実はこの「かくれ貧血」の人が少なくないのです。

 

いつも、ぎりぎりの鉄でからだを動かしているのですから、

当然すぐに疲れたり、冷えて辛いということが起こります。

 

この「かくれ貧血」を調べるには貯蔵鉄量を表す[フェリチン]という項目を

検査する必要があります。

この[フェリチン]は、通常の貧血検査には含まれないので、

「かくれ貧血」はなかなか見つかりません。

 

冷え症、肩こりだけでなく、さまざまな不定愁訴に

この「かくれ貧血が」関わっています。


もし、毎年冬になると、冷えてとてもつらい、

肩こりなどがとてもひどい、ということがありましたら、

ぜひご相談ください。




一度詳しい検査を受けることをお勧めします。